食料危機4
農林水産省の「食料・農業・農村白書」には、食料危機が勃発したら畑の他に、小学校の校庭やゴルフ場の芝生を剥がしてイモを植えるという計画が書いてある。
まるで戦時中のようですが、1日3食イモというのが信憑性を帯びてきましたね。これは事実、1日3食イモになるやもしれぬといったことは、日経新聞の記事にも過去になっている。その記事に対してとある経済学者が「日本のように経済が発展し、生産コストが高い國は、農産物の生産はやめて他國から買う方が全体としては効率のいい分業に成る。日本は他國の農産物をお金で買えばいい」というコメントがある。
個人的に思うのが、そもそも食料危機とはまさにお金があっても調達できないのが食料危機です。自由貿易化を謳っても今の世界情勢や日本の状況を加味するとピントが外れています。
つまりは、自給率を上げるのではなくいざというときの自給力に頼っているようですね。
昨今のウクライナ戦争以外にも、輸入が途絶する事態は考えられる。アメリカのバッツ元農務長官が「日本を脅迫するのなら食料輸出をとめればいい」と豪語した事でも一部有名である。これにより日本は何らかの貿易戦争に巻き込まれて、一部の食料の対日輸出が止まる可能性は否定できない。
事実、2010年、尖閣諸島沖で海上保安庁が中国漁船に体当たりされた事は皆さんまだ覚えていると思います。後日船長を逮捕したことがきっかけで中国は日本向けレアアースの禁輸措置を取った。意味不明ですね。
今後こうしたケースでレアアースでなくても食料を止められる可能性も、想定しておかなければならないと思います。
あと、ロシアとベラルーシは、肥料の原料となるカリウムの輸出も止めている。日本はカリウムをほぼほぼ100%輸入に依存しているが、その日本に対して非常に効果的な脅しになってしまっていることを、報道もしないので誰も知らないのではないだろうか。
「食料自給率を上げたいという人はバカか頭の弱い人で、利権絡みしか見た事が無いので食料自給率を論理的に説明できる人が居たら教えて下さい」という元2ちゃんねるの管理人がこのような事を言っている記事がありました。つまりこの方が言いたいのは、日本の生産額ベースの自給率は2020年度で67%あるのだから問題ないといったことですね。問題は、食料危機をどうやって回避するかという話なのだから、生産額を議論しても仕方がない。カロリーベースで議論しないと「日本人が飢餓に陥る可能性」が見えてこない。例えば、販売単価の高いイチゴの生産量を増やし、それこそ海外に向けて輸出すれば生産額は上昇するので生産額ベースの自給率は上がる。だが、いちごはカロリーが低いため、カロリーベースの自給率は上昇しない。
従って生産額ではなくカロリーベースが基本だと思います。
やさか村では、複合産業として村の産業化を確立していきます。和多志はその中でも籾殻産業は國策に成ると確信しております。微量必須ミネラル、食物繊維、そして変態していないケイ素をしっかりと補給できるので、血液をアルカリにする事で免疫力向上、元素転換率向上から成るケイ素ボディを手に入れられます。
ヒト・大地・海の還元
地救防衛隊 彌榮